BASE(ベイス)はやめた方がいい?BASEが向いている業種は?

BASE(ベイス)はやめた方がいい?BASEが向いている業種は?

インターネットの普及により、誰でも簡単にネットショップを開設できる時代になりました。

その中でも、BASE(ベイス)は初心者でも無料で始められる点が魅力的なサービスです。

しかし、BASEを使うことが本当に自分のビジネスに適しているのか、疑問を持つ人も多いでしょう。

この記事では、BASEのメリットとデメリットを比較し、BASEが向いている業種やお店の特徴について解説します。

自分のビジネスに最適なプラットフォームを選ぶための参考にしてください。

株式会社エンカラーズは横浜のデジタルマーケティングカンパニーです。実際にウェブメディアやEC事業の運営を創業時から現在まで行っているからこそ提供できる実践的なノウハウを発信致します。

目次

BASEはやめた方がいいと言われる理由

BASEはネットショップを開設するプラットフォームとして人気がありますが、一方で「BASEは売れない」と言われる理由もあります。

デザインの自由度の低さ、SEO対策の不十分さ、カスタマイズ性の低さ、無料プランの機能制限、サポート体制の不足、お客さん目線での評判の悪さなどが挙げられます。

これらの点を踏まえて、自分のビジネスに適しているかを慎重に判断する必要があります。

デザインの自由度が低い

BASEのデザインテンプレートは、シンプルで使いやすいものが多いですが、自由度が低いという欠点があります。

他のネットショップとの差別化を図りたい場合や、ブランドイメージを重視するショップにとっては物足りなさを感じるかもしれません。

テンプレートのカスタマイズ範囲が限られているため、思い通りのデザインに仕上げることが難しい場合があります。

また、テンプレートが類似しているため、他のBASEショップと似たような印象を与えてしまう可能性もあります。

SEOに最適化されていない

BASEは、検索エンジン最適化(SEO対策)の面で課題があると指摘されています。

各ページのタイトルタグや見出しタグ、メタディスクリプションなどを自由に設定できないため、SEO対策が十分に行えません。

また、商品ページのURLも最適化されておらず、検索エンジンにとって理解しにくい構造になっています。

これらの要因により、BASEで作成したネットショップは検索結果で上位表示されにくく、集客に苦戦する可能性があります。

SEOを重視するショップには不向きだと言えるでしょう。

カスタマイズ性が低い

BASEは、プラグインやアプリの追加による機能拡張が限られています。

他のECプラットフォームと比べると、カスタマイズ性が低いと言われています。例えば、商品ページのレイアウトを細かく調整したり、特殊な機能を追加したりすることが難しい場合があります。

また、デザインテンプレートのカスタマイズ範囲も狭いため、独自性のあるショップ作りには向いていないかもしれません。

カスタマイズ性の高さを求めるショップにとっては、BASEは物足りなさを感じる可能性があります。

無料プランでは機能が限られる

BASEの無料プランは、ネットショップを開設できる手軽さが魅力ですが、機能面では制限があります。

無料プランでは、商品登録数や画像容量に上限があり、大規模なショップ運営には向いていません。

また、一部の便利な機能や売上分析ツールが使用できないため、ビジネスの成長に合わせてプランをアップグレードする必要があります。

無料プランだけでは、ショップの成長に伴う機能拡張が難しく、結果的に他のプラットフォームへの移行を検討せざるを得なくなるかもしれません。

サポート体制が充実していない

BASEのサポート体制は、他のECプラットフォームと比べると充実していないと言われています。

チャットや電話でのサポートが提供されておらず、メールでの問い合わせが主な手段です。

また、回答にも時間がかかる場合があり、緊急の問題に迅速に対応してもらうことが難しいかもしれません。

サポートページのFAQやマニュアルは用意されていますが、専門的な知識が必要な問題については十分な情報が得られない可能性があります。

サポート体制の充実度を重視するショップにとっては、BASEは不安を感じる部分があるでしょう。

参考:BASE(ベイス)の口コミ・評判 | みん評

お客さん目線で評判が良くない

BASEで開設されたネットショップは、お客さんから見ると評判が良くないケースがあります。

結果として、お客さんからの信頼度が低く、リピート率も上がりにくい傾向にあります。

お客さん目線でのユーザビリティを重視するショップにとって、BASEは改善の余地があると言えるでしょう。

参考:ネットショップのBaseベイスについて質問です。Yahoo!知恵袋

BASEはやめた方がいいとは一概には言えない

BASEにはデメリットもありますが、メリットも多く存在します。

簡単にお店をオープンできる手軽さ、デザイン知識がなくても使えるテンプレートの豊富さ、多様な決済方法、利用者の多さによる情報共有の容易さなど、BASEならではの強みがあります。

自分のビジネスに合ったプラットフォームを選ぶことが重要です。

簡単にお店をオープンできる

BASEは、ネットショップ開設に必要な手続きがシンプルで、短時間でお店をオープンできます。商品情報や画像をアップロードし、配送方法や決済方法を設定するだけで、すぐに販売を開始できます。

HTMLやCSSなどの専門知識は必要なく、初心者でも簡単に操作できるインターフェースが用意されています。

また、無料プランで開設できるため、初期費用を抑えられるのも大きなメリットです。

手軽にネットショップを始めたい人にとって、BASEは適しているプラットフォームと言えるでしょう。

デザイン知識がなくてもテンプレートが豊富

BASEは、デザイン知識がなくてもプロフェッショナルなネットショップを作成できるテンプレートが豊富に用意されています。

様々なデザインやレイアウトから、自分のショップに合ったテンプレートを選ぶことができます。

テンプレートはレスポンシブデザインに対応しているため、スマートフォンやタブレットでも見やすく表示されます。

また、テンプレートのカラーやフォントを変更するだけで、ショップの雰囲気を簡単に調整できます。

デザインに時間をかけられない人でも、BASEなら見栄えの良いネットショップを作れるでしょう。

決済方法が豊富

BASEは、クレジットカード決済、コンビニ決済、銀行振込、キャリア決済など、多様な決済方法に対応しています。

顧客層に合わせて決済方法を選べるため、売上アップにつながります。

特に、スマートフォンでの購入が主流となっている現在、キャリア決済の対応は大きなメリットです。

また、BASEの提供する決済システムは、セキュリティ面でも信頼性が高く、安心して利用できます。

決済手段の豊富さは、顧客満足度の向上と販売機会の拡大に役立つでしょう。

利用者数が多いため検索して解決しやすい

BASEは利用者数が多いため、ショップ運営に関する情報が豊富に共有されています。

操作方法やトラブルシューティングなど、困ったときはインターネット上で検索すれば、同じような問題を解決した事例が見つかるでしょう。

BASEの公式サポートページも充実しており、よくある質問に対する回答が用意されています。

また、ユーザーコミュニティでは、ショップ運営のノウハウやマーケティングのアイデアなども交換されています。

利用者の多さは、情報共有の面でBASEの大きな強みと言えます。

BASEが向いている業種やお店

BASEは、集客方法が決まっている、SNSですでに集客できている、オフラインや実店舗があるなど、ある程度顧客基盤がある業種やお店に適しています。

また、予算が少なくランニングコストを抑えたい場合にも、BASEは良い選択肢となるでしょう。

ハンドメイド商品、オリジナルグッズ、ニッチな商品を扱うお店などは、BASEを有効活用できる可能性があります。

集客方法が決まっている

すでに集客方法が確立されているお店にとって、BASEは適したプラットフォームです。

オウンドメディアやブログ、メールマガジンなどを通じて顧客を獲得している場合、BASEのショップはそれらの集客ツールと連携しやすくなっています。

また、商品やサービスを求めて直接ショップを訪れる顧客が多い業種であれば、BASEの簡単な操作性やスマートフォン対応が活きてきます。

集客面で独自の強みを持っているお店は、BASEを使って効率的にオンラインでの販売を拡大できるでしょう。

すでにSNS等で集客できている

SNSで一定のフォロワーを獲得しているお店は、BASEを通じてそのフォロワーを顧客に変えることができます。

インスタグラムやTwitter、FacebookなどのSNSで商品情報を発信し、BASEのショップへ誘導する販売戦略が有効です。

SNSでのコミュニケーションを通じて信頼関係を築いているフォロワーは、ショップでの購入に結びつきやすくなります。

また、BASEはSNSとの連携が容易なので、商品情報の共有やショップへの誘導がスムーズに行えます。SNSでの集客力があるお店にとって、BASEは売上アップのチャンスを広げてくれるでしょう。

オフライン・実店舗がある

オフラインでの販売や実店舗を持っているお店にとって、BASEはオンラインでの販路拡大に役立ちます。

実店舗での顧客サービスや商品説明を通じて築いた信頼関係を、オンラインでも継続することができます。

また、実店舗での販売データをもとに、オンラインでの販売戦略を練ることもできるでしょう。

在庫管理の一元化や、オンラインと実店舗での相乗効果によって、ビジネスの効率化と売上アップが期待できます。

BASEを使えば、オフラインとオンラインでシームレスな購買体験を顧客に提供できるはずです。

予算が少ない、ランニングコストをかけたくない

予算が限られていたり、ランニングコストを抑えたいお店にとって、BASEは魅力的な選択肢です。

初期費用が不要で、無料プランから始められるため、気軽にネットショップ運営をスタートできます。

また、有料プランにアップグレードする場合も、他のECプラットフォームと比べると料金が安く設定されています。

売上金の振り込み手数料も無料になるなど、費用面でのメリットが大きいです。

ランニングコストを抑えつつ、オンラインでの販売にチャレンジしたいお店には、BASEがおすすめです。

BASE以外の選択肢

BASEが自分のビジネスに合わないと感じる場合、他のECプラットフォームを検討するのも一つの選択肢です。

Shopify、STORES、makeshopなどは、BASEとは異なる特徴を持っており、ショップの要件に応じて適したプラットフォームを選ぶことが重要です。

各プラットフォームの強みや料金体系を比較し、自分のビジネスに最適なものを見つけましょう。

Shopify(ショッピファイ)

Shopifyは、世界的に人気のあるECプラットフォームで、豊富なテーマと拡張機能を備えています。

デザインの自由度が高く、HTMLやCSSを編集してオリジナルのデザインを作ることも可能です。

また、多様なアプリとの連携により、マーケティングや在庫管理、会計などの業務を効率化できます。

SEO対策にも優れており、検索エンジンからの集客が期待できます。

料金体系は、月額料金制で、プランによって機能や料金が異なります。高機能なECサイトを構築したいお店にとって、Shopifyは魅力的な選択肢と言えるでしょう。

参考:Shopify公式サイト

STORES(ストアーズ)

STORESは、国内企業が提供するECプラットフォームで、シンプルで使いやすいインターフェースが特徴です。

デザインテンプレートは種類が豊富で、カスタマイズも比較的容易に行えます。

また、無料プランでも十分な機能が利用でき、手数料も安く設定されています。

国内販売に特化しているため、日本の顧客に合わせた決済方法やサポート体制が整っています。

STORESは、初めてネットショップを開設する人や、小規模なビジネスを展開する人に適したプラットフォームだと言えます。

参考:STORES公式サイト

makeshop(メイクショップ)

makeshopは、国内で長い歴史を持つECプラットフォームで、豊富な機能と充実したサポート体制が魅力です。

デザインの自由度が高く、HTMLやCSSを完全に編集できるため、オリジナリティのあるショップ作りが可能です。

また、SEO対策や商品管理、メールマーケティングなど、販売に必要な機能が一通り揃っています。

サポート体制も手厚く、電話やチャットでの問い合わせにも対応してくれます。

料金は、機能に応じたプラン制となっています。

本格的なECサイトを構築したい人に適したプラットフォームと言えるでしょう。

参考:makeshop公式サイト

Futureshop(フューチャーショップ)

Futureshopは、SaaS型のECサイト構築プラットフォームで、自社ECサイトの運用と管理に必要な機能を提供しています。

商品管理、受注管理、予約販売、割引設定、バンドル販売機能、アクセス解析、レポート分析などの機能が含まれています。

また、メールマガジン、ポイント付与、レビュー、会員ステージ機能を通じて顧客のロイヤリティを高めることができます。

集客プロモーション機能も充実しており、クーポン発行やブログを通じた集客が可能です。

オムニチャネル対応も特徴の一つで、実店舗とECサイトを連携させて顧客のニーズに対応します。

さらに、外部サービスとの連携も容易に行え、幅広い決済オプションを提供しています。

デザインは細部にまでカスタマイズ可能で、HTMLやCSSの知識がなくても直感的にページの編集が可能です。

また、機能追加やバージョンアップが頻繁に行われており、常に最新の機能を利用できるのも魅力です。

BASEに限らずECサイトは集客が命

ECサイトを運営する上で、集客は最も重要な要素の一つです。

素晴らしい商品やサービスを提供していても、それを必要としている顧客に届かなければ意味がありません。

BASEをはじめとするECプラットフォームは、ショップ開設の敷居を下げ、誰でも簡単にネット販売を始められる環境を提供してくれますが、集客については、ショップオーナー自身の努力が不可欠です。

集客の方法は多岐にわたりますので割愛させていただきますが、費用対効果を見極めながら、戦略的に広告運用を行う必要があります。

集客は、ECサイトの生命線と言えます。

BASEのようなプラットフォームを活用しつつ、自店の強みを活かした集客戦略を立て、実行することが、ネット販売の成功には欠かせません。

参考:ネットショップで集客するコツは?今すぐできる集客方法

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