インフルエンサーマーケティングのよくあるQ&A

本記事では、よくある質問をQ&A形式でまとめました。これからインフルエンサー施策を検討する方や、効果的な運用を模索している方は、ぜひ参考にしてください。

エンカラーズではインフルエンサーマーケティングツール「CastMe!(キャストミー)」を提供しています。「CastMe!」は累計利用企業数3,000社以上、対応満足度98%の売れるインフルエンサーが一目でわかるインフルエンサープラットフォームです。インフルエンサーマーケティングでお悩みや不明点がある場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

インフルエンサーマーケティング全般に関する質問

インフルエンサーマーケティング全般については、費用相場やフォロワー数と効果の関係など、初歩的な疑問が多く寄せられます。ここでは、特に気になる2つの質問に答えていきます。

インフルエンサーマーケティングの費用相場はどのくらい?

インフルエンサーマーケティングの費用は、インフルエンサーのフォロワー数やジャンル、契約形態によって大きく変動します。たとえばフォロワーが数万人規模のマイクロインフルエンサーであれば、1投稿あたり数万円程度で契約可能なケースもある一方、数十万~数百万人のフォロワーを持つトップインフルエンサーになると、1投稿で数十万円以上の報酬が発生することがあります。

また、長期契約やイベント出演、商品開発への参画など、業務範囲が広がるほど費用は高くなる傾向です。まずは自社の目的や予算を明確にし、そのうえで複数のインフルエンサー事務所やエージェントと相談しながら見積もりを比較検討するとよいでしょう。

フォロワー数が多いほど効果は高いの?

フォロワー数が多いインフルエンサーを起用すれば、多くの人に情報が届きやすいのは確かです。しかし、フォロワーが多いからといって必ずしも購買行動やブランド理解が深まるとは限りません。最近ではフォロワー数に加え、エンゲージメント率(いいねやコメントなどフォロワーが積極的に関わる度合い)が重視される傾向にあります。

さらに、フォロワーの質や興味関心が企業のターゲットと一致しているかも重要なポイントです。マイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーはフォロワー数こそ少ないものの、密接なコミュニケーションを行っているため、購買への影響力が高い場合もあります。フォロワー数だけでなく、質やターゲットとの親和性を見極めることが大切です。

参考:インフルエンサーマーケティングとは何?定義とメリット

インフルエンサー選定や契約に関する質問

インフルエンサーを探す方法や、トラブルを防ぐ契約内容のポイントに関する疑問も多く寄せられます。ここでは、具体的な選定プロセスと契約で気を付けるべきことを解説します。

どのようにインフルエンサーを探せばいい?

インフルエンサーの発掘方法には、大きく分けて3つのパターンがあります。1つ目は、自社でSNSを活用しながら地道にリサーチする方法。ハッシュタグ検索や競合アカウントのフォロワーなどをチェックし、自社のターゲット層との親和性が高いインフルエンサーを探します。2つ目は、インフルエンサー事務所や代理店に依頼する方法。

専門のエージェントが豊富なデータを持っているため、効率的にマッチするインフルエンサーを紹介してもらえます。3つ目は、SNS運用支援ツールやインフルエンサーマーケットプレイスを利用する方法。フォロワー数やエンゲージメント率、ジャンルなどを条件指定して検索できるため、短時間で最適な候補を絞り込めるメリットがあります。

参考:インフルエンサーの種類と特徴!選定時に注意すべきポイント

トラブルにならないための契約内容は?

インフルエンサーとの契約時には、報酬や投稿回数、キャンペーン期間だけでなく、コンテンツ内容や広告表記の取り決めまで細かく設定することが重要です。たとえば、投稿内容の事前確認権を企業が持つと明記することで、虚偽表現やステルスマーケティングを未然に防ぎやすくなります。

また、万が一炎上やクレームが発生した場合の対応フローや責任範囲を契約書に盛り込むことで、トラブル時にスムーズな対処が可能です。さらに、守秘義務や再利用許諾なども明記しておくことで、企業イメージを守りつつ、長期的な良好関係を築くことができるでしょう。

効果測定や運用に関する質問

インフルエンサーマーケティングは、施策実施後の効果測定や運用方法も疑問点となりやすい領域です。ここでは、成果が出るまでの期間やSNS運用の同時進行の可否について回答します。

成果が出るまでの期間はどれくらい?

インフルエンサーマーケティングの成果が現れるまでの期間は、一概に言えません。商品ジャンルや単価、SNSの特性、インフルエンサーとの相性など、さまざまな要素が影響するからです。短期間でバイラルが起こり、一気に売上が伸びるケースもあれば、認知度向上に時間がかかり、徐々に効果が出る場合もあります。

一般的には、1~3カ月程度継続し、投稿のエンゲージメントや売上の変化をモニタリングしながら、運用方針を調整していく企業が多いです。長期的なプロモーションを検討している場合は、半年以上の契約で継続的にブランドイメージを醸成するケースも見られます。

参考:インフルエンサーマーケティングの目的と指標

複数SNSを同時に運用すべき?

複数のSNSを同時運用するメリットは、より幅広いユーザー層にアプローチできる点にあります。Instagramでビジュアルを強化しながら、Twitter(X)で最新情報をリアルタイムに発信し、YouTubeで詳細な製品レビュー動画をアップするなど、目的やコンテンツ特性に応じて使い分けることで相乗効果が期待できます。

ただし、SNSごとにユーザー層や投稿フォーマットが異なるため、それぞれの特性に合ったコンテンツを作成する手間がかかるのも事実です。リソースが限られている場合は、まず主要な1~2つのSNSに注力し、運用体制が整ってから拡張していく方法がおすすめです。

関連:インフルエンサーマーケティングにおける主要SNSの特徴

広告表記やリスクに関する質問

最後に、広告表記の必要性や炎上リスクへの対処法など、法的・リスク管理の観点から多く寄せられる質問にお答えします。適切な表記やリスクマネジメントは、インフルエンサーマーケティングを継続的に成功させるうえで欠かせません。

広告表記は必ず必要?表記しないとどうなる?

インフルエンサーが企業から報酬や物品提供を受け取って商品やサービスを宣伝する場合、広告であることを明確に示す必要があります。これは、消費者を誤認させるステルスマーケティングを防ぐために法律やガイドラインで定められている行為です。

表記を怠ると、企業やインフルエンサーが行政機関から注意・指導を受けたり、炎上によってブランドイメージを大きく損ねるリスクが発生します。SNSプラットフォームごとに推奨される表記方法が異なるので、事前に確認し、「PR」「広告」などと分かりやすく明記するよう徹底しましょう。

炎上時の対処法は?

インフルエンサーマーケティングで炎上が起きた場合、まずは事実関係の確認と早急な情報開示を行うことが重要です。SNS上でデマや誤解が広がっている場合は、公式アカウントやインフルエンサー本人から正確な情報を発信して訂正し、誤解を解く努力をします。もし企業側に不手際や表記の不備があれば謝罪や再発防止策を公表し、利用者の声を真摯に受け止める姿勢を示しましょう。

対応が後手に回ると、炎上がさらに拡大し信用を失うリスクが高まります。危機管理マニュアルを用意しておき、企業とインフルエンサーが連携して迅速に行動できる体制を整えておくことが、被害を最小限に抑えるカギとなります。

参考:インフルエンサーマーケティングの法的リスクと広告表記

  • URL Copied!