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SEO対策の種類は2種類!SEO対策の種類を基本から解説

SEO対策の種類は2種類!SEO対策の種類を基本から解説

SEO対策は、自社サイトを検索結果の上位に表示させるための重要な施策です。インターネット上に情報が溢れる現代では、サイトを見つけてもらうために不可欠と言えます。

SEO対策を成功させる鍵は、その種類を正しく理解し、バランス良く施策を講じることです。 本記事では、SEO対策の基本となる種類と具体的な手法を、初心者にも分かりやすく解説します。

株式会社エンカラーズは「神奈川を代表する企業100選」に選出された、横浜のデジタルマーケティングカンパニーです。WEB制作、SEOコンサルティング、AI活用支援など、デジタルマーケティングを戦略立案から制作・運用までワンストップでご対応いたします。


目次

SEO対策の種類は大きく分けて2つ(内部対策・外部対策)

SEO対策の種類は大きく分けて「内部対策」と「外部対策」の2つに大別されます。これらは車の両輪のような関係で、両方をバランス良く進めることで検索エンジンからの評価が最大化され、上位表示が実現します。それぞれの役割を理解することが、効果的な戦略の第一歩です。

内部対策は、自社サイトの「内側」で行う施策です。検索エンジンが情報を理解しやすくする技術的な最適化や、ユーザーに価値あるコンテンツを提供することが含まれます。サイトの魅力と分かりやすさを高めるのが目的です。

一方、外部対策はサイトの「外側」からの評価を高める施策を指します。主に他のサイトからのリンク(被リンク)獲得や、SNS等での言及(サイテーション)獲得を目指します。内部対策でサイトの価値を高め、外部対策でその価値を広く認知させることが、SEO対策の基本的な考え方です。

内部SEO対策

内部SEO対策は、自社で管理できるウェブサイト内部の要因を最適化する施策群です。検索エンジンがサイトの内容を正確に把握し、ユーザーが快適に利用できる環境を整えることを目的とします。

内部対策は、SEO効果を最大化するための土台作りであり、全ての施策の出発点と言えるでしょう。 この土台がなければ、良質なコンテンツも正しく評価されません。

テクニカルSEO(内部対策)

テクニカルSEOは、内部対策の中でも特に技術的な側面に焦点を当てた施策です。サイトの基盤を検索エンジン向けに最適化し、クロールやインデックスを円滑にします。これは、ウェブサイトという「建物」の土台や柱を強固にする作業に例えられます。 この基盤がなければ、安定した評価は得られません。

クロール・インデックスの最適化

検索エンジンは「クローラー」というロボットでサイト情報を収集(クロール)し、データベースに登録(インデックス)します。このプロセスが円滑でなければ、検索結果に表示されません。クローラーを効率良く導き、コンテンツの価値を正確に理解してもらうための重要な施策です。

具体的には「XMLサイトマップ」を送信してサイト構造を伝え、クローラーの巡回を促します。また「robots.txt」でクロール不要なページへのアクセスを制限し、重要なページにクローラーのリソースを集中させます。これにより、サイト全体のクロール効率が向上します。

サイト内の類似ページが評価を分散させる重複コンテンツ問題も見過ごせません。canonical」タグで正規のURLを検索エンジンに示し、評価を一つにまとめることが重要です。 これらによりクローラーの動きを制御し、検索順位の安定化を図ります。

施策名目的具体例
XMLサイトマップの送信クローラーにサイト構造を効率的に通知するGoogle Search Consoleへの登録
robots.txtの設定クロール不要なページへのアクセスを制御する管理画面ページのクロールをブロック
URLの正規化(canonical)重複コンテンツの評価分散を防ぐwwwの有無やパラメータ付きURLを統合

サイト構造・URLの最適化

サイト内のページ階層を論理的で分かりやすく整理することは、ユーザーと検索エンジンの両方にとって重要です。明確なサイト構造は、ユーザーが必要な情報にたどり着きやすくし、クローラーがサイト全体を効率的に巡回する手助けとなります。できるだけ少ないクリック数で目的のページに到達できるのが理想です。

URLの構造も最適化すべき要素です。URLはそのページの内容を簡潔に表すべきで、関連キーワードを含んだ短く分かりやすい静的URL(例: example.com/seo/internal)が理想的です。意味のない文字列や長すぎるパラメータを含むURLは避けましょう。

論理的でシンプルなサイト構造と、内容を的確に表すURLは、ユーザビリティとクローラビリティを同時に高めます。 ユーザーが現在地を把握しやすくなる「パンくずリスト」の設置も有効です。この最適化はサイト全体の評価を高め、SEOで有利に働きます。

ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上

ユーザーエクスペリエンス(UX)とは、ユーザーがサイトを通じて得る体験全体のことです。近年GoogleはこのUXを重視し、ページの表示速度や操作性、安定性を示す「コアウェブバイタル」を検索順位の指標に採用しています。これらの改善は今や必須のSEO対策と言えるでしょう。

ページの表示速度は、ユーザーの離脱率に直結します。画像のファイルサイズ圧縮や不要なプログラムの読み込みを遅らせるなど、ページの軽量化を図ることで改善できます。また、スマホ画面でも見やすく操作しやすい「モバイルフレンドリー」であることも絶対条件です。

ユーザーが求める情報にストレスなくたどり着け、快適にサイトを利用できる環境の提供が、Googleからの高評価に繋がります。 ユーザーにとって価値あるサイトは、検索エンジンにとっても価値があるのです。常にユーザー視点で使いやすさを追求する姿勢が重要です。

構造化データの実装

構造化データとは、ページ上の情報が何であるかを、検索エンジンが明確に理解できる共通形式で記述する手法です。例えば、ページ上のテキストが「企業名」なのか「著者名」なのかを伝えることで、検索エンジンはコンテンツの内容をより深く、正確に解釈できるようになります。

この構造化データを実装すると、検索結果で通常より多くの情報が表示される「リッチリザルト」の対象となることがあります。例えば、FAQページでは質問と回答が、レシピサイトでは調理時間や評価が検索結果に直接表示され、ユーザーの目を引きクリック率の向上に貢献します。

構造化データは、検索エンジンとの対話を円滑にし、コンテンツの価値を最大限に伝える重要な技術です。schema.orgの形式に従い、JSON-LDという記述方法で実装するのが一般的です。自社コンテンツに合った構造化データを実装し、競合サイトとの差別化を図りましょう。

コンテンツSEO(内部対策)

コンテンツSEOは、ユーザーの検索意図に応える質の高いコンテンツを作成・発信し、自然検索からの流入増を目指す施策です。テクニカルSEOがサイトの「器」を整えるなら、コンテンツSEOは「中身」そのものを充実させる活動です。 ユーザーへの価値提供が、Googleからの高い評価に繋がります。

キーワード選定と分析

コンテンツSEOの成功は、適切なキーワード選定から始まります。ターゲットユーザーがどのような言葉で検索しているかを調査し、対策すべきキーワードを決定するプロセスです。検索ニーズとずれたコンテンツを作成しても、誰にも読まれず成果には繋がりません。まずは自社ビジネスに関連するキーワードを洗い出しましょう。

次に、キーワードの検索ボリュームや競合性を分析します。検索ボリュームが大きすぎるキーワードは競合が激しく、上位表示は困難です。自社サイトの現状を鑑み、検索ボリュームが中程度で、かつ成果に繋がりやすいキーワードを見つけ出すことが求められます。

キーワードの背景にある「検索意図」を深く理解し、それに対する完璧な答えをコンテンツとして提供することが成功の鍵です。 例えば「SEO対策 やり方」で検索するユーザーは、具体的な手順を知りたいはずです。この意図を正確に捉えることが最も重要です。

キーワードの種類特徴
ビッグキーワード検索ボリューム大、競合性高「SEO」
ミドルキーワード検索ボリューム中、競合性中「SEO対策 費用」
ロングテールキーワード検索ボリューム小、意図が明確「横浜市 SEO対策 相談」

質の高いコンテンツの作成

キーワードが決まったら、その検索意図を満たす質の高いコンテンツを作成します。「質が高い」とは、Googleが掲げる評価基準「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」を満たした、ユーザーに有益で信頼できる情報のことです。文字数の多さや専門用語の羅列ではありません。

まず、専門性(Expertise)と権威性(Authoritativeness)を示すため、正確で深い情報を提供します。公的データや専門家の意見、独自の調査結果を盛り込むと信頼性が高まります。特に、筆者自身の経験(Experience)に基づいた一次情報は、他にはない独自の価値を生みます。

ユーザーの疑問や悩みに寄り添い、網羅的かつ分かりやすい言葉で、信頼できる情報を提供することが質の高いコンテンツの本質です。 誰が情報を発信しているか(著者情報)を明確にし、情報の鮮度を保つことも信頼性(Trustworthiness)に繋がります。

コンテンツ内の要素の最適化

良質なコンテンツも、構成や見せ方が最適でなければ読まれず、評価もされません。まずtitleタグ(タイトル)は、内容を端的に表す最も重要な要素です。対策キーワードを含め、ユーザーがクリックしたくなるような魅力的なタイトルを30字程度で設定しましょう。

meta description(メタディスクリプション)は、検索結果のタイトル下に表示される説明文です。順位への直接的な影響はありませんが、クリック率を左右します。キーワードを含め、ユーザーに「この記事を読めば悩みが解決しそうだ」と思わせる120字程度の文章を記述します。

見出しタグ(h1, h2, h3…)を適切に使い、文章の階層構造を明確にすることで、ユーザーと検索エンジンは内容を正確に理解できます。 h1は1ページに1つだけ使用し、h2以下で文章の骨格を示します。各要素を丁寧に最適化することが、コンテンツの価値を最大化します。

コンテンツの継続的な改善

コンテンツは一度公開したら終わりではなく、むしろ公開後がスタートです。ユーザーのニーズや検索アルゴリズムの変化に合わせ、定期的に内容を見直し改善(リライト)する必要があります。情報の鮮度を保つことが、長期的に評価され続けるために不可欠です。

Google Search Console等のツールで、公開記事の検索順位やクリック率、滞在時間などを分析します。順位が伸び悩む記事や、すぐに離脱される記事は、内容や構成に改善の余地があると考えられます。データに基づいた分析が改善の第一歩です。

分析結果を元にした仮説検証を繰り返し、コンテンツを継続的に改善していくサイクルを回すことが、成功への最も確実な方法です。 例えば、不足情報を追記したり、古くなった情報を更新したり、タイトルをより魅力的なものに変更したりするなどの改善を行います。

外部SEO対策

外部SEO対策とは、自社サイトの外部からの評価を高めるための施策です。主に、他の質の高いサイトからのリンク(被リンク)や、SNSなどでの言及(サイテーション)の獲得を目指します。Googleは多くの信頼できるサイトから支持されるサイトを、同様に価値あるサイトだと評価するため、外部対策は順位に大きく影響します。

被リンクの獲得

被リンク(バックリンク)とは、他サイトから自社サイトへ設置されたリンクです。これは「第三者からの推薦状」のような役割を果たし、サイトの権威性や信頼性を測る重要な指標となります。質の高いサイトからの被リンクを多く集めることで、検索エンジンからの評価が向上し、検索順位の上昇に貢献します。

ただし、どのようなリンクでも良いわけではありません。重要なのは「質」と「関連性」です。自社サイトのテーマと関連性の高い、権威あるサイトからのリンクは非常に価値が高いと評価されます。逆に、低品質なサイトからのリンクは効果がないばかりか、ペナルティのリスクさえあります。

被リンクを自然に獲得する最善の方法は、他者が参照・紹介したくなるような、独自性のある質の高いコンテンツを作成し続けることです。 独自の調査データや専門的な解説など、価値ある情報を含むコンテンツは自然とリンクを集めやすくなります。地道な努力こそが王道です。

サイテーションの獲得

サイテーションとは、オンライン上で自社のサイト名、会社名、住所、電話番号などが言及されることです。リンクを伴わない言及も含まれます。例えばブログやSNSで社名が言及されたり、ポータルサイトに店舗情報が掲載されたりすることもサイテーションです。

特に、地域に根差したローカルビジネスにとって、サイテーションはMEO(マップエンジン最適化)で重要です。Googleは多く言及されるビジネスを「知名度が高い」と判断し、地図検索での表示に好影響を与えます。社名・住所・電話番号(NAP情報)の表記統一が極めて重要です。

サイテーションは、ブランド認知度と信頼性の担保に繋がり、間接的にSEO全体を強化する重要な要素です。 SNSでの情報発信や業界ポータルサイトへの登録、プレスリリースの配信などが獲得に有効です。ユーザーから自然に言及されるような、信頼される存在を目指しましょう。

まとめ

SEO対策の種類の解説、いかがだったでしょうか。本記事ではSEO対策の主要な2種類「内部対策」と「外部対策」を解説しました。

内部対策は、技術基盤を整える「テクニカルSEO」と、価値ある情報を提供する「コンテンツSEO」に分かれます。これらでサイトの土台と中身を磨き上げることが全ての基本です。ぜひ、ご自身で実施してみてください。

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