オウンドメディアの立ち上げ方法!立ち上げまでの手順を解説

オウンドメディアの立ち上げ方法!立ち上げまでの手順を解説

オウンドメディアは、企業が顧客と直接繋がり、価値ある情報を提供する重要な手段です。しかし、その立ち上げには計画的な準備が不可欠。何から手をつければ良いか分からない、という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、オウンドメディアの立ち上げを成功させるための具体的な手順を、企画段階から公開まで、ステップバイステップで分かりやすく解説します。これから立ち上げを検討している方、まさに準備中の方はぜひ参考にしてください。

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目次

オウンドメディア立ち上げ前に確認すべきこと

オウンドメディア立ち上げ前に確認すべきこと

オウンドメディアの立ち上げを成功させるためには、実際にサイト構築や記事作成に入る前の「戦略設計」が極めて重要です。

ここを疎かにすると、後々方向性がブレたり、成果が出なかったりする原因になります。まずは以下の3点をしっかりと考え、確認することから始めましょう。

なぜオウンドメディアを立ち上げるのか?目的の明確化

まず最初に明確にすべきは、「なぜ自社がオウンドメディアを立ち上げるのか?」という目的です。単に「流行っているから」ではなく、自社のビジネス課題解決にどう貢献させるのかを具体的に定義します。

例えば、「新規顧客獲得のためのリードを増やしたい」「特定分野での専門性をアピールし、ブランドイメージを高めたい」「採用活動を強化したい」「既存顧客との関係性を深め、LTVを向上させたい」など、達成したい目標は様々です。

この目的が、今後のコンテンツの方向性、ターゲット設定、そして成果を測る指標(KPI)設定の基礎となります。目的が曖昧なままでは、メディアの価値を測ることも、改善の方向性を見出すこともできません。会社全体の戦略との整合性も確認しましょう。

誰に届けたいのか?ターゲット・ペルソナ設定

次に、「誰に向けて情報を発信するのか」というターゲット読者を具体的に定義します。単なる「30代男性」といった大まかな属性だけでなく、その人物がどのような仕事をしていて、どんな課題や悩みを抱え、何を達成したいと考えているのか、普段どのように情報を集めているのか、といった詳細な人物像、すなわち「ペルソナ」を設定することが理想的です。

オウンドメディアのペルソナを明確にすることで、読者の心に響くコンテンツテーマや切り口、適切な言葉遣いなどを具体的に考えることができます。

「誰に」が明確でなければ、コンテンツは当たり障りのない、誰の心にも深く刺さらないものになってしまいます。徹底した読者視点が、価値あるメディアを作るための鍵となります。ペルソナ作りは、読者への共感の第一歩です。

どのようなメディアにするか?コンセプト・提供価値の定義

目的とターゲットが決まったら、「どのような価値を提供するメディアにするのか」というコンセプトを明確にします。読者が抱える課題に対し、自社ならではの専門性や視点を活かして、どのような解決策や情報を提供できるかを考えます。

競合メディアが多数存在する中で、自社メディアが読者にとって「わざわざ訪れて読む価値」は何か、その独自のポジションを定義することが重要です。

例えば、「〇〇業界の最新トレンドを、初心者にも分かりやすく解説する」「△△の課題を持つ中小企業経営者向けに、実践的なノウハウを提供する」といった具体的なコンセプトです。

これにより、発信する情報の軸が定まり、メディアとしての専門性や個性が際立ち、読者からの期待感を醸成することができます。コンセプトはメディアの憲法のようなものです。

オウンドメディア立ち上げの具体的な手順

オウンドメディア立ち上げの具体的な手順

事前確認が完了したら、いよいよ具体的な立ち上げ手順に進みます。

オウンドメディアの立ち上げは、大きく分けて「企画・戦略」「準備・構築」「コンテンツ制作・公開」の3つのフェーズで構成されます。

各ステップを着実に進めていきましょう。

ステップ1:企画・戦略フェーズ ~メディアの土台を作る~

最初のステップは、オウンドメディアの成功を左右する最も重要な「企画・戦略フェーズ」です。

ここでメディアの目的、ターゲット、コンセプト、運用体制などを明確にし、成功への設計図を描きます。この土台作りを丁寧に行いましょう。

目的(KGI)と成果指標(KPI)の設定

事前確認で明確にした「目的」を、具体的なビジネスゴール(KGI: Key Goal Indicator)として設定します。例えば「半年後に月間〇件のリード獲得」など、数値で測定可能かつ期限を設けた目標にします。

次に、そのKGI達成に至るプロセスを分解し、各段階での達成度を測るための中間指標(KPI: Key Performance Indicator)を設定します。

リード獲得がKGIなら、KPIには「関連キーワードでの検索順位」「サイトへのUU数」「記事読了率」「資料ダウンロード数(CV数)」「ダウンロード率(CVR)」などが考えられます。

これらのKPIを定期的に測定することで、施策の効果を判断し、改善に繋げることができます。目標と指標が、活動の羅針盤となります。

参考:オウンドメディアのKPI設定!成果を最大化するための指標と戦略

ターゲット読者(ペルソナ)の具体化

事前確認で考えたターゲット像を、さらに具体的な「ペルソナ」へと落とし込みます。既存顧客へのインタビュー、営業担当者へのヒアリング、アンケート調査、アクセス解析データなどを活用し、架空の人物像を作り上げます。

氏名、年齢、職業、役職、家族構成などの基本情報に加え、業務上の役割や責任、抱えている課題や悩み、達成したい目標、情報収集の方法や頻度、利用するデバイス、価値観などを詳細に設定します。

可能であれば顔写真なども用意し、チームメンバー全員が「〇〇さん」という具体的な人物をイメージできるようにすることが重要です。このペルソナが、今後のあらゆる意思決定の基準となります。深く共感できる人物像を描きましょう。

参考:オウンドメディアにペルソナ設計が不可欠な理由

メディアコンセプトと提供価値の明確化

設定した目的(KGI)とペルソナに基づき、メディアが提供する独自の価値(コアバリュー)とコンセプトを言語化します。「誰の、どんな課題を、どのように解決するメディアなのか」を明確にするのです。

自社の強みや専門性を活かし、他メディアにはないユニークな切り口や情報を提供できないかを考えます。

例えば、「〇〇業界の最新動向を、△△(ペルソナ)が明日から使える実践的なTipsと共に解説する」「□□に悩む××(ペルソナ)に対し、専門家への取材に基づいた信頼性の高い情報を提供する」など、具体的に定義します。

このコンセプトが、発信するコンテンツのテーマ選定や、メディア全体のトーン&マナー(例:専門的、親しみやすい、など)の指針となります。コンセプトはメディアの個性を形作ります。

競合調査と自社のポジショニング決定

自社メディアのコンセプトを固める上で、競合となるオウンドメディアの調査は欠かせません。同じターゲット層に向けて情報を発信していると思われるメディアをいくつかピックアップし、どのようなテーマを扱っているか、コンテンツの質や更新頻度はどうか、どのような強み・弱みがあるかなどを分析します。

また、どのようなキーワードで上位表示されているか、どのような集客チャネルを活用しているかも調査しましょう。

競合を理解することで、自社メディアが狙うべき「隙間」や、差別化できるポイントが見えてきます。

他社と同じ土俵で真正面から戦うのではなく、自社ならではの強みを活かせる独自のポジション(立ち位置)を明確にすることが、後発でも成功するための重要な戦略となります。

運用体制とリソース(予算・人員)計画

オウンドメディアは立ち上げて終わりではなく、継続的な運用が必要です。そのため、企画段階で現実的な運用体制とリソース計画を立てることが不可欠です。

まず、必要な役割(編集長、ライター、編集者、デザイナー、アナリストなど)を洗い出し、誰が担当するのか、専任か兼任か、社内で行うか外部に委託するかを決定します。各役割に必要なスキルと想定される工数(時間)も考慮しましょう。

次に、必要な費用を見積もります。サーバー代、ドメイン代、CMS利用料(有料の場合)、アクセス解析ツールなどの月額費用に加え、コンテンツ制作を外注する場合はその費用、広告を利用する場合は広告費なども必要です。

これらの人員計画と予算計画を具体的に立て、経営層の承認を得ておくことが、継続的な運用を実現するための重要なステップです。

ステップ2:準備・構築フェーズ ~メディアの器を作る~

企画・戦略が固まったら、次はオウンドメディアの「器」となるウェブサイトを実際に構築していくフェーズです。

ここでは、メディアの名称決定から、プラットフォームの選定・設定、デザインなど、技術的な準備を進めていきます。

メディア名の決定とドメイン取得

メディアの顔となる名称を決定します。メディアのコンセプトやターゲット層に響く、覚えやすく、発音しやすい名前が良いでしょう。既存のサービス名やブランド名との関連性も考慮します。決定した名称が、商標登録されていないかなども確認が必要です。

次に、メディアのURLとなるドメインを取得します。メディア名に関連した、短く分かりやすいドメイン名を選びましょう。一般的には「.com」や「.jp」などが使われますが、目的やターゲットに応じて「.co.jp」(日本企業向け)なども選択肢となります。

既存の企業サイトがある場合は、サブドメイン(media.example.com)にするか、サブディレクトリ(example.com/media/)にするかも、SEOへの影響などを考慮して決定します。ドメインは早い者勝ちなので、早めに取得手続きを行いましょう。

参考:サブドメインはドメインパワーを引き継ぐ?

サーバーの選定と契約

オウンドメディアのデータを保管し、インターネット上で公開するためには、ウェブサーバーが必要です。サーバーには、共用サーバー、VPS(仮想専用サーバー)、専用サーバー、クラウドサーバーなど、いくつかの種類があります。それぞれ費用、性能、自由度、運用管理の手間などが異なります。

メディアの想定されるアクセス規模(初期は小さくても将来的な拡張性も考慮)、セキュリティ要件、予算、そして利用予定のプラットフォーム(CMS)との相性などを考慮して、最適なサーバープランを選定します。

初心者には、比較的安価で管理が容易な共用サーバーや、CMSがプリインストールされたプランなどが人気です。信頼できるホスティング会社を選び、契約手続きを進めましょう。安定稼働はメディアの信頼に繋がります。

プラットフォーム(CMS)の選定・導入(WordPress等)

オウンドメディアを効率的に構築・運用するためには、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の導入が一般的です。CMSを使えば、プログラミングの知識がなくても、ウェブサイトの構築や記事の作成・更新・管理が容易になります。

最も広く使われているCMSはWordPressです。テーマ(デザインテンプレート)やプラグイン(拡張機能)が豊富でカスタマイズ性が高く、情報も多いため、多くのオウンドメディアで採用されています。

他にも、note proやはてなブログMediaのようなブログサービス型プラットフォームや、より高機能な商用CMSなどもあります。

選定にあたっては、求める機能、カスタマイズの自由度、使いやすさ、セキュリティ、費用、サポート体制などを比較検討します。決定したら、サーバーにCMSをインストールし、初期設定を行います。

サイト構造(カテゴリ)とデザインの設計

読者が求める情報にたどり着きやすく、快適にサイト内を回遊できるようなサイト構造(情報アーキテクチャ)を設計します。ペルソナのニーズやコンテンツ戦略に基づいて、主要なコンテンツカテゴリーを決定し、分かりやすいナビゲーションメニューを設計します。階層が深くなりすぎないように注意しましょう。

次に、メディアのコンセプトやブランドイメージを反映したサイトデザインを決定します。WordPressなどのCMSでは、既存のテーマ(テンプレート)を利用してカスタマイズするのが一般的ですが、オリジナルのデザインを作成することも可能です。

デザインにおいては、見た目の美しさだけでなく、文字の読みやすさ、操作のしやすさ、そしてスマートフォンでの表示最適化(レスポンシブデザイン)など、ユーザーエクスペリエンス(UX)を最優先に考えることが重要です。

必要なツール(アクセス解析、SEO等)の選定と導入準備

オウンドメディアの効果測定や改善活動、効率的な運用のためには、いくつかのツールを導入することが推奨されます。必須と言えるのが、アクセス解析ツールの「Google Analytics」と、検索エンジンでの表示状況を確認できる「Google Search Console」です。これらは無料で利用でき、メディアの状況把握に不可欠なデータを提供してくれます。

これらに加え、より高度なSEO対策を行うためのキーワード調査ツールや検索順位チェックツール、ユーザー行動を可視化するヒートマップツール、リードナーチャリングを行うためのMA(マーケティングオートメーション)ツール、SNS運用を効率化する管理ツールなども、目的や予算に応じて導入を検討します。

必要なツールを選定し、アカウント作成やサイトへの設定(トラッキングコード設置など)の準備を進めておきましょう。

ステップ3:コンテンツ制作・公開フェーズ ~魂を吹き込む~

ステップ3:コンテンツ制作・公開フェーズ ~魂を吹き込む~

サイトの器が完成したら、いよいよメディアに魂を吹き込む「コンテンツ制作・公開フェーズ」です。

立ち上げに必要な初期コンテンツを作成し、最終チェックを経て公開、そして多くの人に見てもらうための初動を行います。

初期コンテンツ(記事)の企画・制作

オウンドメディアを公開する際には、ある程度の初期コンテンツを用意しておくことが重要です。全く記事がない状態で公開しても、訪れたユーザーはすぐに離脱してしまいます。最低でも5本から10本程度の記事は準備しておきたいところです。

企画・戦略フェーズで設定したペルソナのニーズに応える、メディアのコンセプトを体現するような質の高い記事を作成しましょう。

特に、メディアの根幹となる主要カテゴリーには、それぞれ核となる記事(ピラーコンテンツ)を用意できると理想的です。

もちろん、初期コンテンツもSEOを意識して制作します。また、公開後の継続的なコンテンツ制作・公開スケジュールを管理するための「編集カレンダー」も、この段階で準備を始めると良いでしょう。

SEO(キーワード選定・内部対策)の実施

オウンドメディアへの集客において、検索エンジン経由の流入は非常に重要です。公開前の段階から基本的なSEO(検索エンジン最適化)対策を実施しておきましょう。

まず、各記事で狙うべきキーワードを、ペルソナの検索意図を考慮しながら選定します。そして、選定したキーワードを記事のタイトル、見出し(Hタグ)、本文中に自然な形で盛り込みます。

また、各ページのメタディスクリプション(検索結果に表示される説明文)を設定したり、画像に代替テキスト(alt属性)を設定したりすることも重要です。

さらに、関連性の高い記事同士を内部リンクで繋ぐことで、サイト内の回遊性を高め、SEO評価の向上も期待できます。サイト構造や表示速度といったテクニカルSEOの基礎も、構築フェーズと連携して確認しておきましょう。

公開前最終チェック(動作確認、誤字脱字等)

オウンドメディアを公開する前に、必ず最終チェックを行います。まず、サイトが様々なデバイス(PC、スマートフォン、タブレット)やブラウザ(Chrome, Safari, Edgeなど)で正しく表示され、動作するかを確認します。特に、リンク切れがないか、問い合わせフォームなどが正常に機能するかは念入りにチェックしましょう。

ナビゲーションメニューが意図通りに機能するかも確認します。

次に、公開予定の全コンテンツについて、誤字脱字、文法的な誤り、情報の正確性などを最終確認します。可能であれば、複数人で校正を行うのが理想的です。

さらに、ページの表示速度に問題がないか、Google Analyticsなどの計測タグが正しく設置・動作しているかも確認します。万全の状態で公開日を迎えられるようにしましょう。

オウンドメディアの公開(ローンチ)

全てのチェックが完了したら、いよいよオウンドメディアの公開(ローンチ)です。設定した公開日時に、サイトをインターネット上で誰もがアクセスできる状態にします。もし開発中にメンテナンスモードなどにしていた場合は解除します。

公開後、速やかにGoogle Search Consoleなどのツールを通じて、サイトマップを検索エンジンに送信し、サイトの存在を通知します。これにより、検索エンジンによるクロール(情報収集)とインデックス(データベースへの登録)が促進されます。

また、社内関係者にもメディアの公開を正式に告知し、今後の運用への協力を仰ぎましょう。

公開直後は、サーバーの負荷状況やアクセス状況に特に注意を払い、予期せぬ問題が発生していないか監視することが重要です。メディアの誕生を祝いましょう。

公開直後の初期プロモーション

オウンドメディアは公開しただけでは、すぐに多くの人に見てもらえるわけではありません。公開直後から積極的な初期プロモーションを行い、まずはメディアの存在を知ってもらうことが重要です。

自社の既存ウェブサイトや公式SNSアカウントで大々的に公開を告知しましょう。プレスリリースを配信するのも有効な手段です。

社員に協力を依頼し、個人のSNSアカウントやメール署名などで紹介してもらうのも良いでしょう。取引先や関連企業など、外部のステークホルダーにも告知します。

また、初期のアクセスをブーストするために、少額からでもSNS広告やリスティング広告などを活用することも検討に値します。最初の勢いをつけるためのプロモーション活動を計画的に実行しましょう。

オウンドメディア立ち上げで失敗しないための注意点

オウンドメディア立ち上げで失敗しないための注意点

ここまで立ち上げ手順を解説してきましたが、最後に、立ち上げ段階で特に注意すべき点、失敗しないためのポイントを4つに絞って確認しておきましょう。

これらを意識することで、よりスムーズなスタートが切れるはずです。

目的・ターゲット設定を疎かにしない

立ち上げ作業に追われると、つい忘れがちになりますが、「何のために」「誰のために」メディアを運営するのか、という目的とターゲットの設定は、絶対に疎かにしてはいけません。これが全ての土台となります。

目的が曖昧であれば、成果を測れず、改善もできません。ターゲットが不明確であれば、誰にも響かないコンテンツが量産されるだけです。

技術的な構築やコンテンツ作成に入る前に、企画・戦略フェーズに十分な時間をかけ、関係者間でしっかりと合意形成を行うことが、長期的な成功への第一歩です。急がば回れ、の精神で、この foundational な部分を丁寧に進めましょう。戦略なくして戦術なし、という言葉の通り、しっかりとした戦略があってこそ、日々の運用が意味を持ちます。

リソース(人・時間・予算)を現実的に見積もる

オウンドメディアの立ち上げと、その後の継続的な運用には、相応のリソースが必要です。「担当者一人で片手間でできるだろう」といった甘い見積もりは、失敗の元凶となります。

コンテンツの企画・制作・編集、SEO対策、効果測定、サイトメンテナンスなど、必要な業務は多岐にわたります。これらの業務に必要な人員、それぞれの作業時間、そしてツール利用料や外注費などの予算を、現実的に見積もることが重要です。

もし十分なリソース確保が難しい場合は、最初から規模を大きくしすぎず、スモールスタートで始めることも検討しましょう。無理な計画は、担当者の疲弊を招き、結局は継続できなくなってしまいます。背伸びせず、持続可能な計画を立てることが肝心です。

「作って終わり」にせず、運用・改善計画も立てる

オウンドメディアは、ウェブサイトを公開したら完成、ではありません。むしろ、公開してからが本当のスタートです。「作って終わり」にしてしまうと、せっかく立ち上げたメディアもすぐに陳腐化し、誰にも見られなくなってしまいます。

立ち上げ計画と同時に、公開後の「運用・改善計画」も具体的に立てておくことが重要です。

どのような頻度でコンテンツを更新していくのか、どのように集客を続けるのか、設定したKPIをどのように測定し、その結果をどう改善に繋げていくのか(PDCAサイクル)、そしてそれらを誰が責任を持って実行するのか。

これらの運用プロセスを明確にしておくことで、公開後のスムーズな運営移行が可能になります。立ち上げのゴールは、持続可能なメディア運営のスタートラインに立つことです。

最初から完璧を目指しすぎない

質の高いメディアを目指すことは重要ですが、立ち上げ段階から全てにおいて完璧を求めすぎると、準備に時間がかかりすぎ、なかなか公開に至らない「完璧主義の罠」に陥ることがあります。

デザインの細部や、初期コンテンツの網羅性などにこだわりすぎると、本来注力すべき戦略策定やコアコンテンツの準備が疎かになったり、公開時期を逃してしまったりする可能性もあります。

まずは、メディアのコンセプトを体現し、ペルソナに価値を提供できる最低限の機能とコンテンツ(MVP: Minimum Viable Product)を備えた状態でスタートし、公開後にユーザーの反応やデータを見ながら改善を加えていく、という考え方も有効です。

完璧を目指すあまり動けなくなるよりは、まずはスタートを切ることが重要です。改善は後からでもできます。

まとめ

オウンドメディアの立ち上げは、事前の計画と準備が成功の鍵を握ります。

本記事で解説した手順と注意点を参考に、戦略的な視点を持ち、着実にステップを進めてください。

計画的に準備を進め、価値あるメディアの第一歩を踏み出しましょう。

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