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コーポレートサイトのコンテンツ例|コーポレートサイトに必要なコンテンツとは

コーポレートサイトのコンテンツ例|コーポレートサイトに必要なコンテンツとは

コーポレートサイトのコンテンツは、会社概要、事業内容、ニュースリリース、採用情報、お問い合わせフォームなど、多岐にわたります。

これらのコンテンツは、企業の情報発信、ブランドイメージ向上、ステークホルダーとのコミュニケーション、採用活動など、様々な目的を達成するために重要です。

この記事では、サイトの目的設定から具体的なコンテンツ例、そしてユーザー体験の向上まで、Googleの評価基準も意識した、成果につながるコーポレートサイトのコンテンツについて網羅的に解説します。

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目次

コーポレートサイトのコンテンツ設計の前に確認すること

コーポレートサイトのコンテンツ設計の前に確認することをここでは解説します。やみくもにコンテンツを作り始めるのは非効率です。

その前に、サイト全体の羅針盤となる「目的」と「ターゲット」を明確に定める必要があります。この土台がしっかりしているほど、一貫性のあるメッセージを発信でき、ユーザーの心に響くサイトを構築できます。

まずはこの2つの重要項目を確認しましょう。

コーポレートサイトの「目的」を明確にする

まず、あなたの会社がコーポレートサイトで「何を達成したいのか」を具体的に定義することがスタート地点です。例えば、「製品に関する問い合わせを月20件獲得する」「採用応募者数を前年比150%にする」「企業のブランドイメージを向上させる」など、具体的な数値目標(KPI)を立てることで、取るべき戦略が明確になります。

目的が曖昧なままでは、コンテンツの内容やデザインに一貫性がなくなり、サイト訪問者に何も伝わらない可能性があります。サイトの目的は、ビジネス全体の目標と連動しているべきです。例えば、売上拡大が事業目標なら、サイトの目的は「見込み顧客の獲得」や「ECサイトへの送客」などが考えられます。

目的が明確であれば、掲載すべきコンテンツの優先順位が自ずと決まり、成果につながるサイトを構築できます。 この目的設定が、サイト制作のあらゆる意思決定の基準となり、関係者間の認識を統一する上でも極めて重要な役割を果たします。

参考:コーポレートサイトとサービスサイトを分けるメリット・デメリットと判断基準

誰に届ける?ターゲットユーザー(ペルソナ)を設定する

サイトの目的が決まったら、次に「誰にその情報を届けたいのか」を具体化します。この架空のユーザー像を「ペルソナ」と呼びます。年齢、性別、職業、役職といった基本情報に加え、価値観、情報収集の方法、抱えている課題や悩みまで、実在する人物のように詳細に設定することが理想です。

ペルソナを設定することで、チーム内でのターゲット像のズレがなくなり、コンテンツの方向性がブレにくくなります。例えば、「ITに詳しくない中小企業の経営者」と「最新技術を求める大企業の開発担当者」では、求める情報や響く言葉遣いが全く異なります。ペルソナがいることで、コンテンツのトーン&マナーを統一できます。

ターゲットユーザーの解像度を高めることで、心に響く言葉選びや、彼らが本当に知りたい情報を提供できるようになります。 サイトは不特定多数に向けて発信するものではなく、設定した一人のペルソナに向けて語りかけるように作ることで、結果的に多くの人の共感と信頼を得られるのです。

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コーポレートサイトのコンテンツ例

コーポレートサイトのコンテンツ例をここでは解説します。多くの企業サイトで採用されている基本的なコンテンツから、他社と差別化を図るための戦略的なコンテンツまで、その役割とともに具体例を一覧で紹介します。自社の目的と照らし合わせながら、どのコンテンツが必要かを確認していきましょう。

会社情報

会社情報は、企業の信頼性を担保する上で最も基本的なコンテンツです。訪問者が「この会社は信頼できるか」を判断する際に、必ずと言っていいほど確認するページであり、企業の公式なプロフィールとしての役割を果たします。特にBtoB取引や採用活動においては、その重要性が一層高まります。

掲載すべき情報が不足していると、訪問者に不信感を与えかねません。最低限、以下の項目は網羅するようにしましょう。これらの情報を正確かつ分かりやすく整理して提示することで、企業の透明性を示し、訪問者に安心感を与えることができます。

必須項目推奨項目
会社名(商号)役員一覧
所在地取引銀行
設立年月日許認可・登録情報
資本金コーポレートガバナンス
代表者名
事業内容
沿革

企業の信頼性を示す最も基本的な情報であり、取引先や求職者が必ず確認するページです。 不備なく正確な情報を掲載することは、社会的な信用を得るための第一歩と言えるでしょう。

ビジョン・ミッション/代表メッセージ

ビジョンやミッションは、企業が何を目指し(Vision)、社会にどのような価値を提供するために存在するのか(Mission)を示す、いわば企業の「魂」です。単なる事業内容の説明だけでは伝わらない、企業の情熱や哲学を伝えることで、訪問者の感情に訴えかけ、共感を促します。

代表メッセージは、企業の顔である経営者が自らの言葉でその想いを語ることで、ビジョンに更なる説得力と熱量を与えます。どのような背景からこの事業を始めたのか、未来に向けてどのような世界を実現したいのかを語ることで、企業のストーリーに深みが生まれます。

企業の価値観や未来への展望を伝えることで、顧客や求職者の共感を呼び、ファンを醸成します。 このコンテンツは、製品やサービスの価格だけで判断しない、長期的な関係を築けるロイヤルカスタマーや、同じ志を持つ求職者を引きつける強力な磁石となるのです。

事業・サービス紹介

事業・サービス紹介は、自社が「誰の、どのような課題を、どのように解決するのか」を具体的に伝える、サイトの核となるコンテンツです。単に製品の機能やスペックを羅列するのではなく、顧客がそのサービスを利用することで得られるメリット(ベネフィット)を中心に訴求することが重要です。

専門用語の使用は避け、ターゲットユーザーが直感的に理解できる平易な言葉で説明しましょう。図解やイラスト、動画などを活用して視覚的に分かりやすく表現する工夫も効果的です。料金プランや導入までの流れ、サポート体制などを明記することで、ユーザーの疑問を解消し、検討をスムーズに進める手助けとなります。

顧客が抱える課題を「どのように解決できるか」を分かりやすく提示することが重要です。 訪問者が「これはまさに自分のためのサービスだ」と自分ごととして捉えられるような、ストーリー性のある紹介を心がけることで、お問い合わせや購入といった次のアクションに繋がりやすくなります。

導入事例・お客様の声

導入事例やお客様の声は、自社サービスの価値を第三者の視点から証明する、極めて説得力の高いコンテンツです。企業側が「いかに素晴らしいサービスか」を語るよりも、実際に利用した顧客の客観的な評価の方が、見込み顧客の信頼を獲得しやすくなります。

効果的な導入事例には、成功の型があります。「導入前の課題」「サービスを選んだ決め手」「導入後の具体的な成果」という3つの要素を盛り込むことで、訪問者は自社の状況と照らし合わせながら、導入後の成功イメージを具体的に描くことができます。お客様の顔写真や企業ロゴを掲載すると、さらに信憑性が高まります。

第三者の客観的な評価は、サービス導入を検討しているユーザーの最後のひと押しとなります。 特にBtoB商材や高額なサービスの場合、このコンテンツが意思決定を大きく左右するケースは少なくありません。積極的に事例を収集し、サイトに掲載していきましょう。

お知らせ・ニュースリリース

お知らせやニュースリリースは、企業が現在進行形で活発に活動していることを外部に示すための重要なコンテンツです。情報の更新が長期間止まっているサイトは、訪問者に「この会社は今、動いているのだろうか?」という不安や停滞した印象を与えかねません。

掲載する内容は、新製品の発表やメディア掲載情報といった公式なプレスリリースに限りません。展示会への出展報告、セミナー開催、社会貢献活動、社内イベントの様子など、企業のポジティブな動向を伝えるあらゆる情報がコンテンツになり得ます。

定期的な情報発信は、企業が活発に事業活動を行っている証となり、信頼性を高めます。 また、最新情報がトップページに表示される設計にしておくことで、リピーターに常に新しい情報を提供し、サイトの鮮度を保つ効果も期待できます。

採用情報

採用情報は、単に募集要項を掲載するだけの場所ではありません。未来の仲間となる可能性のある求職者に対して、自社の魅力を伝え、入社意欲を高めるための重要なマーケティングコンテンツです。給与や勤務地といった条件面だけでなく、働く環境や文化といった「情緒的な価値」を伝えることが鍵となります。

具体的な仕事内容やキャリアパス、福利厚生はもちろんのこと、社員インタビューや一日のスケジュール紹介、社内イベントのレポートなどを通じて、社風や働く人々の雰囲気を伝えましょう。求職者は、自分がその環境で活躍し、成長できるかをイメージしたいと考えています。

求職者が「この会社で働きたい」と感じるような、企業の魅力や文化を伝えることが不可欠です。 企業のビジョンに共感し、カルチャーにフィットする人材からの応募を増やすことで、入社後のミスマッチを防ぎ、組織全体の活性化にも繋がります。

お問い合わせフォーム

お問い合わせフォームは、サイト訪問者が企業と直接的な接点を持つための重要な窓口です。見込み顧客からの質問、協業の提案、メディアからの取材依頼など、様々なビジネスチャンスの入り口となるため、その設計は極めて重要です。

フォームは、訪問者がストレスなく利用できるよう、シンプルで分かりやすいデザインを心がけましょう。入力項目が多すぎると離脱の原因になるため、目的に応じて必要最小限に絞り込むことが大切です。「必須」項目を明確に示したり、入力例を表示したりする工夫もユーザビリティ向上に繋がります。

ユーザーがストレスなく情報を送信できるよう、入力項目を最適化し、利便性を高める必要があります。 また、フォームを送信した後に「お問い合わせありがとうございました」というサンクスページを表示し、自動返信メールを送る設定も、ユーザーに安心感を与える上で欠かせません。

プライバシーポリシー/サイトポリシー

プライバシーポリシーは、サイト訪問者から取得した個人情報(氏名、メールアドレスなど)の取り扱い方針を示すもので、個人情報保護法への対応として法的に必須のコンテンツです。これを明示することは、企業のコンプライアンス遵守の姿勢を示し、ユーザーの信頼を得る上で不可欠です。

このポリシーには、個人情報の収集目的、利用範囲、第三者への提供の有無、情報の管理方法などを具体的に記載する必要があります。テンプレートを参考にしつつも、必ず自社の事業実態に合わせた内容にカスタマイズすることが重要です。

個人情報の取り扱い方針を明示することは、ユーザーに安心感を与え、企業のコンプライアンス遵守を示す上で必須です。 サイトポリシー(利用規約)も同様に、サイト利用上のルールを定めることで、無用なトラブルを未然に防ぐ役割を果たします。

よくある質問

「よくある質問(FAQ)」ページは、顧客やサイト訪問者から頻繁に寄せられる質問とその回答をあらかじめまとめておくコンテンツです。これにより、訪問者は問い合わせをする手間なく、自身の疑問をスピーディーに自己解決できるようになり、顧客満足度の向上に繋がります。

企業側にとっても、同じ内容の問い合わせに繰り返し対応する工数を削減できるという大きなメリットがあります。カスタマーサポート部門に寄せられる声や、営業担当者が顧客からよく聞かれる質問などを収集し、コンテンツ化していきましょう。質問と回答は、簡潔で分かりやすい言葉で記述することが大切です。

ユーザーが疑問を自己解決できるようにすることで、顧客満足度の向上と問い合わせ業務の効率化を実現します。 また、FAQコンテンツは、ユーザーが使用する具体的なキーワードを含むことが多いため、SEO対策としても有効に機能する場合があります。

サイトマップ

サイトマップは、その名の通り、サイト全体のページ構成を地図のように一覧で示したページです。サイトマップには、大きく分けて2つの目的があります。一つは、サイトを訪れた人間(ユーザー)が目的のページを見つけやすくするための「HTMLサイトマップ」です。

もう一つは、Googleなどの検索エンジンにサイトの構造を正しく認識させ、クロール(情報収集)を促すための「XMLサイトマップ」です。特にページ数が多く複雑な構造のサイトでは、サイトマップを用意することで、ユーザーと検索エンジンの両方にとっての利便性(ユーザビリティとクローラビリティ)が向上します。

サイト全体の構造を一覧で示すことで、ユーザーと検索エンジンの両方にとっての利便性を向上させます。 サイトのフッター(最下部)にHTMLサイトマップへのリンクを設置しておくのが一般的です。

ブログ・コラム

ブログやコラムは、企業が持つ専門的な知識やノウハウを発信する「オウンドメディア」として機能します。自社の事業領域に関連する、ユーザーにとって価値のある情報を提供し続けることで、業界の専門家としての権威性や信頼性を構築できます。

例えば、会計ソフトの会社が「経費精算を効率化する方法」について解説したり、建材メーカーが「快適な住まい作りのポイント」を発信したりするような形です。これらのコンテンツは、検索エンジン経由で課題を抱える潜在的な顧客を引きつけ、自社を知ってもらうきっかけになります。

専門的な知見や役立つ情報を提供することで、見込み顧客を引きつけ、業界の専門家としての地位を確立します。 すぐに売上に繋がらなくとも、継続的な情報発信はファンを育て、長期的な資産となるのです。

IR情報

IR(インベスター・リレーションズ)情報は、株主や投資家に向けて、経営状況や財務情報などを開示するためのコンテンツです。上場企業にとっては必須ですが、非上場でも資金調達を検討している企業や、経営の透明性をアピールしたい企業にとっては非常に重要です。

掲載すべき主な情報としては、経営方針、財務ハイライト(売上や利益の推移)、決算短信や有価証券報告書などの開示資料、株主向けの通知などが挙げられます。これらの情報を正確かつタイムリーに提供することで、投資家からの信頼を獲得し、良好な関係を築くことができます。

株主や投資家に対して、経営状況の透明性を示し、公正な情報開紙を行うことで信頼関係を構築します。 専門的な内容が多いため、グラフや図を多用して視覚的に分かりやすく伝える工夫が求められます。

社員紹介

社員紹介は、企業という組織を構成する「人」に焦点を当てたコンテンツです。社員の経歴や仕事内容、やりがい、休日の過ごし方などをインタビュー形式で紹介することで、企業の顔を人間味あふれるものにし、訪問者に親近感を持たせることができます。

このコンテンツは、特に採用活動において絶大な効果を発揮します。求職者は、給与や待遇だけでなく、「どのような人たちと一緒に働くのか」「どのような文化の会社なのか」を非常に重視しています。活躍する社員の姿を通して、入社後の自分を具体的にイメージさせることが、応募への動機付けとなります。

社員の人柄や働く姿を紹介することで、企業に親近感を持たせ、特に採用活動において効果を発揮します。 BtoBビジネスにおいても、担当者の顔が見えることは、取引先への安心感に繋がります。

サステナビリティページ

サステナビリティ(持続可能性)への取り組みは、現代企業にとって無視できない重要なテーマです。環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の3つの観点(ESG)で、自社がどのような社会的責任を果たそうとしているのかを示すページが求められています。

具体的な内容としては、CO2排出量削減の目標、地域社会への貢献活動、多様な人材が活躍できる労働環境の整備、コンプライアンス遵守の徹底などが挙げられます。単なるイメージアップのためでなく、具体的な活動内容やデータを誠実に開示することが信頼に繋がります。

企業の社会的な責任への取り組みを示すことで、ブランドイメージを向上させ、ステークホルダーからの支持を得ます。 特に若い世代の消費者や求職者は、企業の倫理的な姿勢を重視する傾向が強く、その重要性は年々高まっています。

ストーリーページ

ストーリーページは、企業の歴史や製品開発の裏側、創業者の想いといった「物語」を伝えるコンテンツです。単なる事実の羅列ではなく、登場人物の葛藤や情熱、乗り越えた困難などをドラマティックに描くことで、訪問者の感情に深く訴えかけ、強い共感を呼び起こします。

なぜこの事業を始めたのかという創業ストーリーは、企業の原点であり、ミッションやビジョンに説得力を持たせます。また、一つの製品が生まれるまでの試行錯誤の物語は、製品へのこだわりや品質の高さを間接的に伝え、機能的価値以上の魅力を感じさせます。

企業の背景にある物語を語ることで、ユーザーの感情に訴えかけ、他社との差別化を図ります。 人は論理だけでなく感情で動く生き物です。心に残るストーリーは、企業の強力なブランド資産となります。

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コーポレートサイトのコンテンツのUI・UX

優れたコンテンツを用意しても、それがユーザーにとって見づらく、使いにくいサイトであれば、その価値は半減してしまいます。ここで重要になるのが、UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)の視点です。UIはボタンやレイアウトといった「見た目のデザイン」、UXは「サイトを通じた体験全体」を指します。

読みやすい文字サイズやフォント、分かりやすいナビゲーションメニュー、スマートフォンでの表示最適化(レスポンシブデザイン)など、ユーザーがストレスなく情報を探せるように設計することが不可欠です。また、ページの表示速度もUXに大きく影響します。ユーザーが求める情報に直感的にアクセスできる構造を意識しましょう。

優れたUI・UXは、ユーザーが求める情報にスムーズにたどり着く手助けをし、サイトの目的達成に大きく貢献します。 どんなに有益な情報も、見つけてもらえなければ意味がありません。常にユーザーの視点に立ち、快適なサイト体験を提供することを心がけましょう。

まとめ

コーポレートサイトのコンテンツ例、いかがだったでしょうか。コーポレートサイトは、企業の思想を映し出し、ビジネスを成長させるための重要な戦略拠点です。

成功の鍵は、サイトの「目的」と「ターゲット」を明確に定め、それに基づいて一貫性のあるコンテンツを戦略的に配置することにあります。

今回ご紹介したコンテンツ例を参考に、自社に何が必要で、何を伝えるべきかを整理してみてください。ユーザーにとって価値のある情報を丁寧に提供し続けることで、サイトは必ずや貴社の強力な資産となるでしょう。

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